APIのマーケティングとローンチ

APIのマーケティングとローンチの方法についてご紹介します。


APIをRakuten RapidAPIに追加しました!次のステップは?

APIをRakuten RapidAPIに追加することができました。おめでとうございます!それでは次のステップとして、開発者があなたのAPIを見つけ、テストし、そしてサブスクリプション登録を行ってもらえるよう、APIの宣伝を行いましょう。以下のチェックリストで、APIの利用者数増加に必要なハウツーをまとめました。

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それぞれのアクションについての詳しい説明を行います。

1. ウェブサイトを最適化してコンバージョン率をアップ

開発者は、ウェブサイト内を探索するよりも、コード化に時間を使いたいと考えています。そこで、APIプロバイダとしてのあなたの目標は、APIの検索から使用までのプロセスを、できるだけスピーディー、かつスムーズにすることです。言い換えると、開発者がAPIを呼び出してリクエストに成功するのにかかる時間を最小限にすることです。開発者のプロセス効率化に向け、ウェブサイト最適化を進めるためのヒントをいくつかご紹介します。

重複でのキー生成を減らす

開発者が既にRakuten RapidAPIアカウントを持っている場合、プロバイダのウェブサイトでさらに別のAPIキーを生成する必要があると、作業の手間が増えます。これは、開発者のAPIに対する関心を完全に失わせるのに十分な理由になりかねません。開発者は面倒な手続きを何度も行うことを好まず、個人情報の共有にも慎重です。プロバイダのウェブサイトで余計なキー生成を行わせるのは避けましょう。

既に認証プロセスが実装されてしまっている場合は、非表示ヘッダーの利用をご検討ください。これにより、Rakuten RapidAPIに登録済みの開発者が追加のキーを生成したり、テストするためにページを離れたりする必要がなくなります。Rakuten RapidAPIには50万人以上の開発者がいます。できるだけ少ない手間でAPIを使用してもらえるように工夫しましょう。

料金設定を明確にする

開発者はプロジェクトを開始する際、コード化を後でやろうとは思っていません。今すぐ始めたいと思っています。「見積りを請求」や「キーのリクエスト」といった文言があると、すぐに関心を失わせてしまいます。

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実際に時間がかかってしまう場合でもそう感じられるだけの場合でも、時間短縮のために、料金設定には常に明確さと透明性を持たせるようにしましょう。Rakuten RapidAPIの料金プランページにはプラン料金と超過料金が明確かつわかりやすく記載されていますので、このページへのリンクをウェブサイトに貼るのがおすすめです。

学生や大企業などの特別なユーザーには、いつでも 非公開プランやメールのリンクを提供できるようになっています。プランの料金設定についてお悩みの方は、ぜひこちらから「究極のAPI料金設定ガイド」を読んでみてください。

APIによっては (例:金融サービス) 事前に追加の審査が必要な場合がありますが、ほとんどのAPIでは必要ありません。また、新しい開発者に対して直接デモを行いたくなるかもしれませんが、ほとんどの開発者はむしろ自分でドキュメントを読んでAPIのことを学びたいと思っています。APIの検索からテストを行うまでに余計な時間を取らせることは極力避けてください。

Rakuten RapidAPIへのリンクを作成する

時間を短縮するため、ウェブサイトにRakuten RapidAPIのAPIエンドポイントページへのリンクを作成しましょう。

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私たちのインターフェースでは、開発者はキーを生成する必要がなく、すぐコード化のプロセスに移行することができます。自分のブランドでボタンをカスタマイズすることも、当社Rakuten RapidAPIが提供するボタンを利用することもできます。例として、いくつかのプロバイダのウェブサイトをご紹介します。

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Rakuten RapidAPIへのリンク貼り付けが特に推奨される場所は以下の通りです。

  • 「今すぐテスト」「キーを生成」といったCTA(Rakuten RapidAPIのエンドポイントページへとリンク)
  • 機能説明ページ(Rakuten RapidAPIエンドポイントページ上の特定のエンドポイントへとリンク)
  • 料金設定ページや「サブスクリプションを登録」のCTA(Rakuten RapidAPIの料金プランページにリンク)

こういったリンクは、開発者のサブスクリプションのプロセス効率化に役立ちます。

2. APIの特徴を定める

あなたのAPIの持ち味はなんですか?開発者が実際何を達成するのに役立つのでしょう?感情分析のAPIですか、それともIPジオロケーションAPIですか?それとも、もう少し一般的なバリュープロポジション(提供価値)ですか?

APIの本格的な宣伝に入る前に、自分のAPIが具体的にどのような問題解決に役立つのかについて、きちんと明確にしておく必要があります。悩まれている方、ぜひ私たちが「Twitterテスト」と呼んでいるアプローチを試してみてください:自分のバリュープロポジションを160文字以内で定義してください。また、自分のAPIのキーバリューや競争力のある差別化要素の明確化に悩まれている方は、ForbesやHubSpotに答えを出すのに役に立つ記事が載っています。このバリュープロポジションは開発者志向のものである必要はありませんが、マーケティングの取り組みを前進させることができます。

バリュープロポジションが確立できたら、以下の手順でAPIのマーケティングを行っていきましょう。

キーワードとなる言葉を考える

例えば、顔の表情から感情を読み取ることができる機能に重点を置いた視覚認識APIを持っているとします。開発者はその機能を検索するとき、どのような単語を使うでしょうか。「顔の認識」、「顔認識」、「視覚認識」、「感情API」・・・さまざまな言葉が考えられます。そういったキーワードとなる言葉を考えてみましょう。

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APIの機能と合致する、最もよく使われる (そして具体的な) フレーズを使用することで、検索エンジンは開発者をあなたのウェブサイトへと誘導することができます。Googleキーワードプランナーなどのキーワード調査ツールを上手く利用し、自分のAPIをランキング入りさせることができるようなフレーズを決めてください。

AdWordsを使った広告キャンペーン

APIと関連付けたいキーワードが決まったら、有料マーケティングとオーガニックマーケティングへと取り組みを進めましょう。すぐにできる取り組みとしては、Google AdWordsキャンペーンを使って自分のAPIをターゲットとなる検索結果に表示させることができます。どこから手をつけたらいいのか分からないという方は、こちらのKissmetricsのガイドで、AdWordsキャンペーンをいちから始める方法について読んでみてください。

QuoraやStackOverflowの質問に回答する

あなたのAPIを使うことで問題を解決することができる開発者は数えきれないほどいます。そのチャンスを生かしましょう。QuoraやStackOverflowなどのQ&Aサイトで、自分のAPIの分野に関連する質問に回答し、あなたがもたらすことのできる価値を伝えましょう。あるレシピAPIプロバイダーがこの戦略をどのように採用しているか、以下の画像で確認してみてください。

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まずは、きちんと役に立つ回答をすることに重点を置き、APIの宣伝はそのあとです。また、回答の中で話題に上げているAPIや会社の関係者であるという事実も記載しておくことをおすすめします。

さらに、GoogleのトラッキングリンクやGoogleアナリティクスを使用すれば、あなたが行った回答からのトラフィックを追跡することができます。このようなツールをよく知らない方は、Googleアナリティクスのチュートリアルをチェックしましょう。

自分のウェブサイトや他のメディアでコンテンツを公開する

あなたが決めたキーワードで開発者が検索してくれたら、自分のAPIを必ず見つけてもらいたいものです。そのためには、まず自分のウェブサイトでブログを始めてみましょう。どのようなブログを書けばいいか分からない方は、クライアントからAPIについてよく聞かれる質問を5つ思い浮かべてみてください。最初の記事の内容はこれでOKです (「APIについてよくあるご質問トップ5」)。コンテンツ作成は、キーワード調査を利用して戦略的に。調査したキーワードをブログ投稿のタイトルやコンテンツに多数入れるのが理想的です。ブログのネタとしては次のようなものもあります。

  • 開発者プロジェクトや一般的な活用事例を紹介する
  • ユーザーに役立つツールや情報をまとめる
  • チュートリアルを作成する
  • 業界ニュースを知らせる
  • 競争サービスと比較して自分のAPIの機能を分析・テストする
  • 業界のインフルエンサーにインタビューする
  • 誤解されている情報を整理する
  • 最新の製品ニュースを届ける

ゲスト投稿も、APIとキーワードの関連付けの強化につながります。Rakuten RapidAPIでは、ニュースレターやブログ投稿など、コンテンツ提携サービスも行っています。詳しいご相談は support-rakuten-rapidapi@mail.rakuten.com までお問い合わせください。

3. APIを正式ローンチ

ユーザーに告知する

ニュースレターの配信を行っている方、ソーシャルアカウントをお持ちの方。API利用者リストはお手元にありますか?この機会に、ご自分が今Rakuten RapidAPIに登録していることを知らせましょう。Rakuten RapidAPIにリスティングしたことを告知したところ、トラフィックとブロック稼働が増加したプロバイダもいます。

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Product HuntやHacker Newsで告知する

開発者は、最新ツールやAPIの検索にProduct HuntHacker Newsといったフォーラムを活用しています。このようなサイトで、簡単なメッセージを添えてAPIをリスティングし、ユーザーの増加につなげましょう。

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このような告知の効果を最大限にするため、既存のユーザーに高評価を付けてもらうよう依頼しましょう。せっかく告知しても、単にAPIをProduct HuntやHacker Newsに掲載するだけでは失敗に終わりがちです。遠慮せずに、既存のユーザーや仕事・プライべートの仲間に働きかけ、ローンチに勢いをつけましょう。このようなサイトでは高評価とスピードが大事なので、できるだけ早く多くの票を得られるよう、優先的に取り組んでください。ただしスパム行為と判断されるのを避けるために、自分のバリュープロポジションは簡潔にまとめ、スピーディーな対応を心がけましょう。詳しくは、「Product Hunt上でローンチする方法」や「告知の際のベストプラクティス」の記事をお読みください。そのほか、告知の効果を最大限にするための戦略としては、投稿にコメントをくれた人にすぐにコンタクトをとったり、ユーザー限定のサービスを提供したりすることも考えられます。

まとめ

“Build it, and they will come(それを作れば、彼らは必ず来る).” 素晴らしい製品のクリエイターの多くは、この格言を心から信じています。ただ、たくさんのAPIや製品が注目を得ようと競い合っており、他製品との差別化にはプラスアルファの取り組みが必要となっているのも現状です。このガイドは入門編ですが、APIの具体的な宣伝方法について、さらに詳しいご相談を承ることも可能です。support-rakuten-rapidapi@mail.rakuten.com までお問い合わせいただければ、Rakuten RapidAPIがお手伝いさせていただきます。